アルファ世代のトレンドがわかるポータルづくり|TrendVoice
「若い人たちのあいだで、いま何が流行っているのかわからない」。商品やサービスを届ける側にとって、これはよくある悩みです。
わたしは、アルファ世代のトレンドがわかるポータル「TrendVoice(トレンドボイス)」をつくりました。
結論から言うと、このポータルで大切にしたのは「知りたい人が、知りたいときに、すぐ見られる場所をつくる」ことです。この記事では、どう考えてつくったのか、やってみてわかったことをお話しします。
TrendVoiceはどんなポータルか
TrendVoiceは、アルファ世代のトレンドがわかるポータルです。
アルファ世代とは、だいたい2010年代はじめ以降に生まれた世代のことです。生まれたときからスマホやタブレットが身近にある世代で、流行の生まれ方や広がり方も、大人の世代とはちがいます。
ポータルとは、情報の入口になるサイトのことです。TrendVoiceは、アルファ世代のトレンドを知りたい人にとっての、入口になることを目指しています。
なぜアルファ世代のトレンドに注目したのか
若い世代の流行は、変化がとても早く、大人からは見えにくいものです。
- 流行の多くが、SNSや動画の中で生まれる
- 大人が気づいたころには、もう次の流行に移っている
- 若い世代の本音は、外からはなかなかわからない
一方で、商品やサービスをつくる側にとって、若い世代が何に興味を持っているかは、とても知りたい情報です。この「知りたい」と「見えにくい」のすき間に、価値があると考えました。
どう考えてつくったか
「だれが見るのか」を決める
トレンドの情報は、見る人によって知りたいことがちがいます。だれに向けたポータルなのかを考えることで、のせる情報や見せ方が決まっていきます。
情報は、ひと目でわかる形に
トレンドの情報は、変化が早いぶん、さっと見てつかめることが大切です。長い文章で説明するより、ひと目で「いま何が来ているか」がわかる見せ方を意識しました。
ポータルという形を選ぶ
一つの記事や報告書ではなく、ポータルという形にしたのは、トレンドが次々と変わっていくからです。くり返し見に来てもらえる「場所」にすることで、新しい情報を届け続けられます。
やってみてわかったこと
「見えにくい情報」には価値がある
だれでも簡単に手に入る情報より、見えにくい情報のほうが、知りたい人にとっての価値は高くなります。自分の身のまわりにある「ほかの人には見えにくい情報」は何か、考えるきっかけになりました。
変化が早いテーマは、更新の仕組みが大事
トレンドは、すぐに古くなります。つくって終わりではなく、どうやって新しい情報を届け続けるかを考えておく必要があると感じました。
AIは、情報を整理する力になる
たくさんの情報を、わかりやすく整理して見せるのは、手間のかかる作業です。AIを使うことで、こうした整理を助けてもらえる場面が多いと感じています。
だれのための情報かで、見せ方が変わる
同じトレンドの情報でも、商品をつくる人と、子育て中の親とでは、知りたいことがちがいます。見る人を決めずに情報を並べると、だれにとっても中途半端なものになりがちです。ポータルをつくるときは、まず見る人を決めることが大切だとあらためて感じました。
あなたの事業に置きかえるヒント
TrendVoiceの考え方は、情報を扱うあらゆる事業に使えます。
- あなたが知っていて、ほかの人には見えにくい情報は何か
- その情報を「知りたい」と思っているのはだれか
- くり返し見に来てもらえる形にできないか
たとえば、地域の飲食店にくわしい人なら「地元の新しいお店情報」、子育て中の人なら「ママたちのあいだで話題のもの」のように、自分の立場だからこそ見える情報があります。その情報を整理して届けることが、事業の種になることもあります。
情報を届ける事業は、大きな仕組みがなくても始められます。まずは、自分が見えている情報を、だれかひとりのために整理して届けてみる。その反応を見ながら、少しずつ形を整えていけばいいと考えています。
まとめ
TrendVoiceは、見えにくいアルファ世代のトレンドを、知りたい人がすぐ見られるようにしたポータルです。
- 「知りたい」と「見えにくい」のすき間に価値がある
- 変化が早いテーマは、くり返し見に来てもらえる形にする
- 情報は、ひと目でわかる見せ方を意識する
あなたの身のまわりにも、ほかの人にはまだ見えていない情報があるかもしれません。それを必要としている人がいないか、考えてみてください。
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