アイデアを事業にする手順|思いつきから形にするまでの7ステップ
「こんなことができたらいいな」というアイデアはある。でも、それをどうやって事業にすればいいのかわからない。考えているうちに時間がたって、アイデアが頭の中に置きっぱなしになっている。そんな人は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、アイデアを事業にするには、決まった順番があります。全部を一度に考えようとせず、7つのステップを一つずつ進めていけば、思いつきが少しずつ形になっていきます。
なぜアイデアは形にならないのか
アイデアが形にならないのは、能力が足りないからではありません。多くの場合、次のどれかが原因です。
- 何から手をつければいいか、順番がわからない
- 完璧な計画ができるまで、動けない
- 考えることが多すぎて、頭の中で止まっている
わたしは、AIを使いながら30以上のサービスやアプリを形にしてきました。そのたびに感じるのは、アイデアのよさより、順番に進めることのほうが大切だということです。一つずつ決めていけば、迷う場面はぐっと減ります。
アイデアを事業にする7ステップ
ステップ1:アイデアを書き出す
まずは、頭の中にあるアイデアをすべて書き出します。完成していなくてもかまいません。書き出すだけで、頭の中が整理されて、考えやすくなります。
ステップ2:一つに絞る
書き出したアイデアの中から、最初に取り組むものを一つ選びます。「困っている人がいるか」「お金を払ってもらえそうか」「自分が続けられそうか」「小さく試せるか」を基準にすると選びやすくなります。
ステップ3:誰の、何を解決するか決める
選んだアイデアで、誰のどんな困りごとを解決するのかを決めます。お客さんは、年代や性別ではなく「どんな状況で困っている人か」で考えるのがポイントです。
ステップ4:ひと言で説明できるようにする
「〇〇な人の、〇〇を、〇〇にするサービス」という形で、ひと言にまとめます。ここがはっきりすると、人に話すときも、発信するときも迷わなくなります。
ステップ5:中身と価格を決める
具体的に何を提供するのか、いくらで提供するのかを決めます。価格は、かかる費用、お客さんにとっての価値、ほかのサービスとの比較の3つから考えると、根拠を持って決められます。
ステップ6:小さく試す
完成品を作り込む前に、少人数に向けて試してみます。説明文と申し込みの入り口だけを用意して、身近な人に声をかけるところからで大丈夫です。実際にお金を払ってもらえるかどうかで、進む方向がはっきりします。
ステップ7:振り返って育てる
試してみたら、反応を振り返ります。申し込んだ理由、申し込まなかった理由、受けた人の感想を集めて、内容や価格、説明を調整していきます。このくり返しで、事業は少しずつ育っていきます。
進めるときのコツ
7つのステップを進めるときは、次のことを意識してみてください。
- 一つのステップに時間をかけすぎない
- 決めきれないところは仮に決めて、先に進む
- 人に話しながら進める
- 使える道具は使って、作業を軽くする
特に「仮に決めて、先に進む」は大切です。最初から正解を出そうとすると、いつまでも次に進めません。試してみてから直せばいい、と考えると気持ちが軽くなります。
また、言葉や画像、簡単なページを作る作業は、AIなどの道具を使うと時間を大きく減らせます。考えることに時間を使い、手を動かす作業は道具に手伝ってもらう。この分け方が、ひとりで事業を形にするときの助けになります。
どのくらいの期間で進めるか
7つのステップにかける時間は、人によって違います。ただ、期限を決めずに進めると、どうしても考える時間ばかりが長くなりがちです。
たとえば「ステップ5までを今月中に」「ステップ6を来月に」のように、ざっくりとした区切りを決めておくと進めやすくなります。予定どおりにいかなくても大丈夫です。区切りがあるだけで、今どこにいるのかがわかり、次の一歩を決めやすくなります。
つまずきやすいところ
順番に進めていても、つまずきやすいところがあります。
- ステップ2で、一つに絞れない
- ステップ4で、ひと言にまとまらない
- ステップ6で、声をかけるのが怖くなる
どれも、多くの人が通るところです。つまずいたら、そのステップだけに集中して、人に話してみてください。自分ひとりでは見えなかったことが、話しているうちに見えてくることがよくあります。
まとめ
アイデアを事業にするには、順番に一つずつ進めることが大切です。
- アイデアを書き出し、一つに絞る
- 誰の何を解決するか決めて、ひと言で説明できるようにする
- 中身と価格を決める
- 小さく試して、振り返りながら育てる
- 決めきれないところは仮に決めて、先に進む
頭の中のアイデアを、一緒に整理しながら形にしていくこともできます。まずは書き出すところから始めてみてください。
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