つっちー|結び
  1. ホーム
  2. コラム
  3. アイデアを事業の形にする

アイデアを事業の形にする

事業計画書の書き方|個人事業主向けの最低限の7項目

 文・つっちー

事業計画書の書き方|個人事業主向けの最低限の7項目

「事業計画書を書いたほうがいい」と聞いても、何から書けばいいかわからない。ひな形を開いてみたものの、項目の多さに手が止まってしまった。そんな経験はありませんか。

結論からお伝えすると、個人で始めるなら、まずは自分のための「最低限の事業計画書」で十分です。7つの項目を、それぞれ数行ずつ書くところから始めてみましょう。

事業計画書は誰のためのものか

事業計画書には、大きく分けて2つの使い道があります。

ほかの人に見せる計画書は、決められた形式や細かい数字が必要になることがあります。その場合は、提出先の案内に合わせて作る必要があります。

この記事でお伝えするのは、前者の「自分のための計画書」です。頭の中にあるものを言葉にすると、足りない部分や、決めきれていない部分がはっきりします。そして自分用の計画書がしっかりしていれば、あとで提出用の書類を作るときにも役立ちます。

最低限の7項目

1. どんな事業か(ひと言で)

まず、自分の事業をひと言で説明します。「〇〇な人の、〇〇を、〇〇で解決する事業」という形にすると書きやすくなります。ここがうまく書けないときは、まだ考えが整理しきれていないサインです。

2. 誰のための事業か

お客さんになる人を書きます。年代や性別より、「どんな状況で、何に困っている人か」を具体的に書きましょう。

3. 何を提供するか

具体的なサービスや商品の中身を書きます。受けたお客さんが、どんな状態になれるのかもあわせて書いておくと、説明文を作るときに役立ちます。

4. いくらで売るか

価格と、その価格にした理由を書きます。かかる費用、お客さんが得る価値、ほかのサービスとの比較など、根拠をメモしておくと、あとで見直すときに迷いません。

5. どうやって知ってもらうか

お客さんに知ってもらう方法を書きます。SNS、紹介、イベントなど、思いつく方法を挙げたうえで、最初に力を入れるものを1つか2つに絞っておきましょう。

6. お金の見通し

始めるのにかかるお金と、毎月かかるお金を書きます。そのうえで、「毎月いくら売れたら続けられるか」を計算してみます。

最後の「何人にあたるか」まで出すと、目標が急に現実的に見えてきます。

7. 最初の3か月でやること

最後に、最初の3か月でやることを書きます。1か月ごとに、やることを2〜3個ずつ書く程度で十分です。遠い先の計画より、目の前の行動がはっきりしているほうが、実際に動き出しやすくなります。

書き進めるコツ

7項目と聞くと多く感じるかもしれません。書き進めるときは、次のことを意識してみてください。

声に出して読むと、つながりのおかしいところに気づきやすくなります。「このお客さんに、この方法で知ってもらえるだろうか」「この価格で、この人数なら続けられるだろうか」と、項目どうしを見比べてみましょう。

わたしも新しいサービスを考えるときは、まず短い文章で全体を書き出してから形にしています。書いてみて初めて、決めていなかったことに気づくことがよくあります。

人に見せると見落としに気づける

書き上げた計画書は、身近な人に見せてみるのもおすすめです。自分では当たり前だと思って書かなかったことや、説明が足りないところを指摘してもらえます。

見せるときは、「どこがわかりにくかった?」「お客さんの立場で読んで、申し込みたいと思う?」と聞いてみてください。答えにくそうな部分があれば、そこが考えを深めるポイントです。

計画書は書いて終わりではない

事業計画書は、一度書いたら終わりではありません。始めてみると、思っていたのと違うことがたくさん出てきます。それは自然なことです。

月に一度くらい見返して、実際とずれているところを書き直していきましょう。計画どおりに進まなかった部分こそ、次に何をすればいいかを教えてくれます。

まとめ

個人事業の事業計画書は、まず自分の考えを整理するための最低限のもので十分です。

提出用の書類が必要な場合は、提出先の最新の案内を確認して作りましょう。ひとりで書き進めるのが難しいときは、話しながら一緒に整理していくこともできます。

つっちーTsucchii / Musubi

「結び」代表。理学療法士として10,000名以上と向き合ってきた経験をもとに、AIで事業の構想から言葉・サイト・アプリまでを形にしています。

アイデアを事業の形にするの記事

すべての記事を見る