AIプロンプトの書き方のコツ|初心者でも伝わる5つの型
AIを使ってみたものの、「なんだかふつうの答えしか返ってこない」「思っていたのと違う」と感じたことはありませんか。AIが悪いのではなく、お願いの仕方を少し変えるだけで、答えはぐっと良くなります。
結論から言うと、AIへのお願いは「人に仕事を頼むとき」と同じです。 目的、相手、条件、形をはっきり伝えると、ほしい答えに近づきます。この記事では、AIへのお願い文(プロンプトと呼びます)の書き方を、5つのコツと型で紹介します。
プロンプトとは何か
プロンプトとは、AIに入力する「お願いの文章」のことです。特別な言葉や記号は必要ありません。ふだんの日本語で大丈夫です。
ただ、AIはあなたの事情を知りません。たとえば「インスタの投稿を書いて」とだけ頼むと、AIは「誰の、何の、どんな投稿か」がわからないまま、無難な文章を返します。初めて会った外注さんに、説明なしで仕事を頼むようなものです。
伝わるプロンプトの5つのコツ
1. 目的を書く
「何のために使うのか」を最初に書きます。 - 例: 「新しいメニューを知ってもらうための投稿を作りたいです」
2. 読む人(相手)を書く
誰に向けた文章かで、言葉づかいは大きく変わります。 - 例: 「読む人は、30〜40代の子育て中の女性です」
3. 自分の情報を渡す
業種、サービスの内容、大事にしていることなど、AIが知らない情報を渡します。 - 例: 「わたしは自宅で整体をしています。痛みが出にくい、やさしい施術が特徴です」
4. 条件を書く
文字数、口調、入れたい言葉、入れたくない言葉などです。 - 例: 「200字くらい。です・ます調。専門用語は使わないでください」
5. ほしい形を書く
箇条書きか、文章か、いくつ案がほしいかを伝えます。 - 例: 「3パターン出してください」
この5つをすべて書く必要はありませんが、入れるほど答えの精度が上がります。
そのまま使えるプロンプトの型
コツを1つの型にまとめると、次のようになります。かっこの中を自分の内容に変えて使ってください。
``` あなたは(プロの編集者)です。 (新しいメニューを知ってもらう)ための(Instagramの投稿文)を作ってください。
【わたしについて】 (自宅で整体をしています。やさしい施術が特徴です)
【読む人】 (30〜40代の子育て中の女性)
【条件】 ・(200字くらい) ・(です・ます調) ・(専門用語は使わない)
【形】 (3パターン) ```
最初の「あなたは〇〇です」は、AIに役割を伝える一文です。入れると、答えの方向が定まりやすくなります。
一回で終わらせず、会話で育てる
プロンプトは、一回で完璧に書く必要はありません。むしろ、返ってきた答えに注文をつけていくほうがうまくいきます。
たとえば、次のような追加のお願いが使えます。
- 「もう少しやわらかい言い方にしてください」
- 「2つ目の案をベースに、短くしてください」
- 「最初の一文を、読む人が自分のことだと思えるように変えてください」
- 「足りない情報があれば、先に質問してください」
最後の「先に質問してください」は特に便利です。AIのほうから「ターゲットは誰ですか」「伝えたい強みは何ですか」と聞いてくれるので、考えを整理するのにも役立ちます。
わたしも、一回目の答えをそのまま使うことはほとんどありません。何度かやりとりして、最後は自分の言葉に直しています。
うまくいかないときの見直しポイント
答えがしっくりこないときは、次の点を見直してみてください。
- お願いが長すぎて、何が大事か伝わっていない → 大事なことを先に書く
- 情報が少なすぎる → 自分の事業やお客さまのことを足す
- 一度に頼みすぎている → 「まず構成だけ」「次に本文」と分ける
- 良い例がない → 「こんな雰囲気で」と、自分の過去の文章を見せる
特に「自分の過去の文章を見せる」は効果があります。AIがあなたの口調に寄せてくれるので、手直しが少なくなります。
よく使う追加のお願い
最後に、どんな場面でも使える短いお願いをまとめておきます。
- 「箇条書きで」
- 「中学生にもわかる言葉で」
- 「理由も一緒に」
- 「よい点と気になる点を両方」
これらを最後に一言足すだけで、答えがぐっと使いやすくなります。
まとめ
プロンプトの書き方に、むずかしいルールはありません。人に仕事を頼むときと同じように、ていねいに伝えることが一番のコツです。
- 目的・相手・自分の情報・条件・形を伝える
- 型を使えば、毎回考えなくてすむ
- 一回で決めず、会話で育てる
- うまくいかないときは、情報を足すか、分けて頼む
よく使うお願い文は、メモに保存しておくと次からラクになります。「自分の仕事用の型を作りたい」というときは、相談してもらえたら一緒に考えます。
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