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アイデアを事業の形にする

ターゲットの決め方|個人事業で「誰に売るか」を絞る手順

 文・つっちー

ターゲットの決め方|個人事業で「誰に売るか」を絞る手順

「できるだけ多くの人に届けたい」と思って、ターゲットを広く取っていませんか。誰にでも合うように説明すると、かえって誰の心にも届かない。これは起業したばかりの人がよくぶつかる壁です。

結論からお伝えすると、ターゲットは「年代や性別」ではなく「どんな状況で、何に困っている人か」で決めるのがおすすめです。そして最初は、具体的な一人が思い浮かぶところまで絞ってみてください。

ターゲットを絞ると伝わりやすくなる理由

ターゲットを絞ると、お客さんが減ってしまう気がするかもしれません。でも実際には、絞ったほうが届きやすくなります。

理由は、読む人が「これは自分のことだ」と感じられるからです。

わたしは理学療法士として、一人ひとりの状態を聞いて、その人に合う形を考えてきました。同じ「腰が痛い」でも、原因も生活もまったく違います。事業のターゲットも同じで、一人の状況をていねいに想像するほど、伝える言葉がはっきりしてきます。

ターゲットを決める4つのステップ

ここからは、具体的な決め方を順番に紹介します。

1. 自分のサービスで助かる人を全部書き出す

まずは広くてかまいません。自分のサービスで助かりそうな人を、思いつくだけ書き出します。「子育て中の人」「開業したばかりの人」「パソコンが苦手な人」など、ざっくりした書き方で大丈夫です。

2. 「困っている状況」で言いかえる

次に、それぞれを「どんな状況で困っているか」に言いかえます。

状況で書くと、その人がどんな言葉で検索するか、どんな言葉に反応するかが見えてきます。

3. いちばん力になれる人を1つ選ぶ

書き出した中から、自分がいちばん力になれる人を1つ選びます。選ぶときは、次の点を考えてみてください。

4. 一人の人物として書いてみる

最後に、その人を一人の人物として書いてみます。名前は仮でかまいません。

ここまで書けると、サービスの説明文やSNSの投稿を考えるときに「この人に向けて書けばいい」と迷わなくなります。

絞るのが怖いときの考え方

ターゲットを絞るのは、勇気がいります。「ほかの人が来なくなったらどうしよう」と不安になるのは自然なことです。

でも、ターゲットを決めても、ほかの人を断るわけではありません。言葉を届ける相手を決めるだけです。実際には、絞った人の周りにいる「少し近い人」にも、ちゃんと届きます。

また、ターゲットは一度決めたら変えられないものでもありません。始めてみて、実際に申し込んでくれた人を見て、少しずつ調整していけば大丈夫です。むしろ最初に決めておかないと、何がよくて何がだめだったのか振り返ることができません。

よくある失敗

ターゲットを決めるときに、よく見かける失敗も紹介しておきます。

迷ったら、知り合いの中に「この人」と言える人がいるかどうかで確かめてみてください。実在する一人が思い浮かぶなら、そのターゲットはきっと現実に近いはずです。

決めたターゲットの使い方

ターゲットが決まったら、事業のいろいろな場面で使っていきます。

迷ったときに立ち返れる「この人」がいると、判断がぶれにくくなります。書いた人物像は、目につくところに置いておくのもおすすめです。

まとめ

ターゲットは「多くの人」ではなく、「具体的な一人」から始めると伝わりやすくなります。

誰に届けるかが決まると、価格やサービス名も考えやすくなります。自分のターゲットがうまく言葉にならないときは、人に話しながら整理してみるのもよい方法です。

つっちーTsucchii / Musubi

「結び」代表。理学療法士として10,000名以上と向き合ってきた経験をもとに、AIで事業の構想から言葉・サイト・アプリまでを形にしています。

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